ANA旅行券とは?使い道・入手方法・買取相場まで金券ショップが解説
更新日:2026/10/21

ANA旅行券は航空券のほか、旅行商品やホテル、空港での買い物にも使えます。ただし券種で使える範囲が異なり、お釣りが出ない支払いも多いため、使い切れないことがあります。
2025年3月末で新規の購入受付は終了しましたが、期限内の券は従来どおり使えますし、金券ショップで買い取ってもらえます。
この記事では、通常券とハワイ限定券の違い、使える商品、使いにくいといわれる理由、入手ルート、買取相場まで解説します。使うか売るかの判断にお役立てください。
ANA旅行券とは|券種と有効期限

ANA旅行券は、ANAの航空券や旅行商品などの支払いに使える券です。ANA旅行積立プランの満期時に受け取れる券として発行されています。券は通常のANA旅行券とハワイ限定ANA旅行券の2種類に分かれ、額面は同じですが有効期限の案内が異なります。
| 項目 | 通常のANA旅行券 | ハワイ限定ANA旅行券 |
| 額面 | 1,000円/10,000円 | 1,000円/10,000円 |
| 有効期限 | 発行から5年 | 券面に記載 |
※ハワイ限定ANA旅行券について、ANAは券面に記載された有効期限を確認するよう案内しています。
どちらの券にも共通するルールがあります。現金や他の金券類と引き換えることはできません。またインターネット上で決済が完結する支払いには使えません。
ただしANAトラベラーズの旅行商品のように、ウェブで予約して支払い方法にANA旅行券を選び、後から券を送る方法は利用できます。
出典:ANA|ANA旅行券のご利用について、ANA|ANA旅行積立ハワイ限定プラン
通常のANA旅行券
通常のANA旅行券は、ANAグループの幅広いサービスで使えます。
対象になるのは、国内線と国際線の航空券、国内外の旅行商品、提携ホテルでの宿泊と食事、提携ゴルフ場での支払い、空港売店や機内販売での買い物、そして手荷物を自宅へ届ける快速宅空便です。
使えない支払いも決められています。ANA機内販売・ANA FESTA・ANA DUTY FREE SHOP・全日空商事デューティーフリーが運営する空港免税店以外での、書籍や土産品などの物品購入には使えません。保険、外貨通貨、旅行小切手類、JR券、ANA以外の国内線航空券、ANA旅行積立プランの支払いも対象外です。
ハワイ限定ANA旅行券
ハワイ限定ANA旅行券は、使い道がハワイ関連に絞られています。
使えるのは次の3つだけです。
- 米国ハワイ州を目的地とするANAトラベラーズ海外旅行商品
- 旅程に米国ハワイ州を含む国際線航空券(インターネットのみで購入できる運賃は除く)
- ANA DUTY FREE SHOP各店舗
通常のANA旅行券と違い、ANA機内販売とANA FESTA(空港売店)では使えません。買い物で使えるのはANA DUTY FREE SHOPに限られます。
出典:ANA|ハワイ限定ANA旅行券のご利用について、ANA|ANA旅行券でのお買い物の利用詳細
ANA旅行券は廃止された?新規購入受付終了の経緯

ANA旅行券は廃止されていません。終了したのは新規の購入と積立契約の受付で、すでに発行された券は有効期限内であれば従来どおり使えます。
名前の似た「全日空旅行券」は別の券で、こちらは取り扱いが終了しています。
| 時期 | 内容 |
| 2024年11月30日 | 全日空旅行券の取り扱いが終了 |
| 2025年2月28日17時 | 全日空旅行券の払戻し申し出期間が終了 |
| 2025年3月31日17時 | ANA旅行積立プランの新規契約とANA旅行券の購入受付が終了 |
出典:ANA|ANA旅行積立プランの新規申込み受付、並びにANA旅行券の購入受付の終了のお知らせ
出典:ANA|「全日空旅行券」をお持ちのお客様へ取り扱い終了にともなう払戻しのご案内
廃止ではなく新規購入の終了
ANA X株式会社は2024年11月18日、ANA旅行積立プランの新規契約とANA旅行券の購入受付を終了すると発表しました。ウェブからの申込みは2025年3月31日17時まで、郵送での申込みは同日の消印までが有効とされました。
受付が終了したのは、毎月払いと一時払いを含むすべてのANA旅行積立プラン、ANA旅行積立ハワイ限定プラン、そしてギフトや景品用などのANA旅行券の購入です。
一方で、すでに持っている券の扱いは変わりません。券面に記載された有効期限までは、これまでどおり使えます。積立を契約中の人についても、満期を迎えた時点でANA旅行券が発行されます。
全日空旅行券との違い
「全日空旅行券」はANA旅行券とは別の券です。全日空ワールド株式会社または全日空商事株式会社が発行したもので、2024年11月30日をもって取り扱いが終了しました。
取り扱い終了にともない、資金決済に関する法律第20条第1項の規定に基づく払戻しが実施されました。申し出期間は2024年12月2日10時から2025年2月28日17時までで、すでに終了しています。期間内に申し出がなかった券は払戻し手続きから除斥され、払戻しを受けられません。
ANAも「ANA旅行券は引き続きご利用いただけます」と案内し、取り違えないよう注意を促しています。手元の券は券面で見分けられます。ANA旅行券には額面の上部に「ANA旅行券」と印字され、ANAのロゴが入っています。
なお金券ショップではANA(全日空)旅行券のように日本語の社名を併記することがありますが、これは現行のANA旅行券を指しています。
ANA旅行券が使えるもの一覧

ANA旅行券は、ANAグループの6つの分野で使えます。分野ごとに対象となる範囲が決められています。
| 利用先 | 対象範囲 |
| 航空券 | ANAの国内線・国際線航空券(インターネット限定の運賃は除く) |
| 旅行商品 | ANAトラベラーズの国内旅行商品・海外旅行商品 |
| ホテル | ANAが公式サイトに掲載する提携ホテルの宿泊と館内レストラン・バー |
| ゴルフ場 | 早来カントリー倶楽部(北海道)/武蔵の杜カントリークラブ(埼玉) |
| お買い物 | ANA機内販売/ANA FESTA/ANA DUTY FREE SHOP |
| 宅空便 | 快速宅空便/スーパー快速宅空便 |
※表は通常のANA旅行券の対象範囲です。ハワイ限定ANA旅行券の対象は、ハワイ行きの旅行商品・ハワイを含む国際線航空券・ANA DUTY FREE SHOPの3つに限られます。
※ANAは、対象となる商品や店舗の内容が予告なく変更される場合があると案内しています。利用前にANA公式サイトで最新の内容をご確認ください。
航空券
国内線で購入できるのは、全日本空輸(ANA)の個人運賃です。国際線もANA便が対象になります。
国内線ではANA株主優待割引と併用でき、予約時に株主優待番号とパスワードを用意します。国際線は株主優待割引の対象外です。
セールなどインターネットのみで購入できる運賃には使えません。運賃や券種によっては対象外になる場合もあるため、購入条件の確認が必要です。
なお、国内線で併用できるANA株主優待券は、チケッティでも販売しています。
旅行商品
ANAトラベラーズの旅行商品は、国内・海外どちらも支払いに使えます。
国内は航空券と宿泊を組み合わせるダイナミックパッケージと、パッケージツアー「日本を旅しよう」が対象です。海外はダイナミックパッケージ、宿泊と空港送迎がセットのANAホテル&送迎パック、現地日本語ガイドや添乗員が同行するパッケージツアーが対象になります。
旅行商品はANA株主優待割引と併用できます。またANAは、ANA X主催の旅行商品を購入する場合に限りお釣りを返すと案内しています。
ホテルの宿泊・食事
使えるのは、ANAが公式サイトに掲載している提携ホテルだけです。掲載されていないホテルでは利用できません。
対象はANAクラウンプラザホテルやANAインターコンチネンタルホテルにとどまりません。帝国ホテル東京、帝国ホテル大阪、富士屋ホテル、日光金谷ホテル、上高地帝国ホテル、万平ホテルなども一覧に含まれています。
予約経路にも条件があります。提携ホテルへ直接予約するか、ANAトラベラーズホテルの現地払いプランで予約する必要があり、他の旅行会社や他社サイト経由の予約では使えません。予約の際にANA旅行券を利用する旨を伝えます。
ホテル内のレストランやバーでの食事にも使えますが、一部に対象外の店舗があります。ANAインターコンチネンタルホテル東京の「すし 乾山」などが該当します。対象ホテルと対象店舗は予告なく変更される場合があるため、利用前にホテルへの確認が必要です。
ゴルフ場のプレー
対象となるゴルフ場は、早来カントリー倶楽部(北海道)と武蔵の杜カントリークラブ(埼玉)の2か所です。
予約は各ゴルフ場へ直接行います。ANAは、予約の際に必ずANA旅行券を利用する旨を申し出るよう案内しています。
支払いはゴルフ場のフロントで行います。ゴルフ場内のレストランや売店を利用した分も、フロントでまとめてANA旅行券で支払えます。
空港・機内でのお買い物
買い物で使えるのは、ANAの機内販売、空港売店のANA FESTA、空港免税店のANA DUTY FREE SHOPです。
機内販売は、国内線の「ANA STORE@SKY」と国際線の機内免税品販売が対象になります。ANA DUTY FREE SHOPは羽田空港と成田空港にあり、羽田空港ではANAグループが運営する店舗に限られます。
買い物で使う場合は各種割引と併用できません。また一部に取り扱えない商品があります。ハワイ限定ANA旅行券を買い物に使う場合は、ANA DUTY FREE SHOP各店舗のみが対象です。
宅空便の利用
快速宅空便とスーパー快速宅空便の支払いに使えます。預けた手荷物を到着地の空港で受け取らずに、自宅や指定先まで届けてもらえるサービスです。
利用できるのは全国各空港の国内線で、手荷物を預けるときに宅空便を利用する旨を伝えます。預け入れは出発の20分前までで、1人あたり合計3個までです。
配送区域には制限があり、到着が遅れた場合は当日中に配送できないこともあります。
ANA旅行券が使いにくいといわれる理由

ANA旅行券には、使ううえで4つの制約があります。いずれもANA公式サイトで確認できる内容です。
- 旅行商品だけに出るお釣り
- ウェブで購入できない航空券
- 対象外となるウェブ限定運賃
- 変更が続く取扱店舗
それぞれ説明していきます。
旅行商品だけに出るお釣り
お釣りが出るのは、ANA X主催の旅行商品を購入する場合だけです。ANA Xは、ANA旅行券や旅行商品を取り扱うANAグループの会社です。
航空券、ホテル、ゴルフ場、空港や機内での買い物、宅空便では、いずれもお釣りは出ません。10,000円券1枚で9,500円の支払いをすると、差額の500円は戻りません。
ANAは、券面金額以上の支払いに使うよう案内しています。
ウェブで購入できない航空券
ANA旅行券で航空券を買う場合、インターネットだけで手続きを終えられません。
国内線はANAウェブサイトで予約までできますが、決済はできません。予約後にANA国内線予約・案内センターへ電話するか、空港カウンターへ出向く必要があります。国際線は予約と同時にオンライン決済が必要なため、ウェブでの予約自体ができません。
空港カウンター以外で購入する場合は、ANA旅行券を書留郵便で送ります。送料は自己負担で、券を送って購入できるのは搭乗日の2週間前までです。
2025年5月29日以降、ウェブや電話で予約した場合に不足分の支払いへ使えるのはクレジットカードだけです。空港カウンターで購入する場合は、現金かクレジットカードを併用できます。
出典:ANA|お知らせ
対象外となるウェブ限定運賃
インターネットでしか購入できない運賃には、ANA旅行券を使えません。
国内線では、セールなどのANAウェブサイト限定運賃が対象外です。国際線でも、インターネットのみで購入できる運賃は対象外です。
ハワイ限定ANA旅行券も同じで、旅程にハワイを含む国際線航空券のうち、インターネットのみで購入できる運賃には使えません。
変更が続く取扱店舗
ANAは旅行会社などを「ANA旅行券ご利用可能店舗」として指定しており、これらの店舗でも航空券を購入できます。
ただし取扱店舗は随時変更されます。2026年4月には、庄交トラベルのANA庄交プラザ酒田とANA庄交プラザ鶴岡が国内線・国際線航空券の取り扱いを終了しました。
利用を予定している店舗があれば、ANA公式サイトで最新の一覧を確認しておく必要があります。
出典:ANA|ANA旅行券ご利用可能店舗の一部取り扱い変更について
ANA旅行券はどこで買える?入手ルート

ANA旅行券は、ANAから新たに買うことができません。販売は2025年3月31日17時をもって受付を終了しており、ギフトや景品用としての購入も、ANA旅行積立プランの新規契約も同じ日に終わっています。
ANAグループの金券では、ANAギフトカードも2013年3月31日で販売を終了しています。
これから手に入れるなら、金券ショップが主な入手先になります。買い方は2つあります。
- 店頭での購入
- オンラインでの購入
それぞれ説明していきます。
店頭での購入
金券ショップの店頭では、券の現物を確認してその場で購入できます。
ただし価格は店舗ごとに異なります。チケッティも購入価格と買取価格は店舗ごとに違うとしており、オンラインショップの表示価格は店頭価格とは別だと案内しています。在庫と価格は、来店前に各店舗へ問い合わせておくと確実です。
チケッティの実店舗は、東京都台東区の御徒町北口店と墨田区の錦糸町北口店の2店舗です。所在地や連絡先はチケッティの店舗一覧で確認できます。
オンラインでの購入
オンラインショップなら、全国どこからでも注文できます。価格と在庫をページ上で確認してから購入を判断できる点も、店頭との違いです。
ただしANA旅行券の在庫は流通量に左右されます。チケッティのANA旅行券の販売ページでも、2026年8月時点では4種類すべてが品切れでした。入荷状況は同じページで確認できます。
設定されている販売価格は、1,000円券が960円、10,000円券が9,600円です。ハワイ限定ANA旅行券は1,000円券が800円、10,000円券が8,000円です。販売される券は、有効期限が半年以上残っているものに限られます。
ANA旅行券の買取相場|いくらで換金できる?

使う予定のないANA旅行券は、金券ショップで買い取ってもらえます。買取価格は券種と額面で決まり、通常券とハワイ限定券では大きな差があります。
| 券種・額面 | 買取価格 |
| ANA旅行券 1,000円 | 900円 |
| ANA旅行券 10,000円 | 9,000円 |
| ハワイ限定ANA旅行券 1,000円 | 600円 |
| ハワイ限定ANA旅行券 10,000円 | 6,000円 |
※チケッティのオンラインショップにおける2026年8月時点の買取価格です。店頭価格とは異なります。買取価格は変動するため、最新の価格はチケッティのANA旅行券の買取ページでご確認ください。
通常券の買取価格
チケッティでは、通常のANA旅行券を額面の90%で買い取っています。1,000円券が900円、10,000円券が9,000円で、額面が変わっても割合は同じです。
ただし掲載価格どおりにならない場合があります。券の傷みや折れ曲がりが激しい場合と、有効期限が1年未満の場合です。有効期限が1年未満の券は、問い合わせが必要とされています。
100枚以上、または100万円以上の買取を希望する場合も、事前の問い合わせが必要です。
ハワイ限定券の買取価格
ハワイ限定ANA旅行券の買取価格は額面の60%です。通常券の90%に対して低く、10,000円券なら3,000円の差になります。
使い道がハワイ行きの旅行商品と国際線航空券、ANA DUTY FREE SHOPに限られており、買取価格も通常券より低く設定されています。券面は額面の左上に「ハワイ限定」と印字され、通常券とはデザインも異なります。
まとめ|ANA旅行券は新規購入終了後も期限内なら使える・売れる
ANA旅行券は2025年3月31日で新規の購入受付が終了しましたが、手元の券は有効期限内なら従来どおり使えますし、金券ショップで買い取ってもらうこともできます。
使う場合は、券面額以上の支払いに充てます。旅行商品以外はお釣りが出ないため、券面額を下回る支払いでは差額が戻りません。
売る場合の価格は券種で差があります。チケッティでは通常券が額面の90%、ハワイ限定券が60%で、どちらも有効期限が1年を切ると問い合わせが必要になります。ハワイ限定券は売ると4割が目減りするため、ハワイ行きの旅行商品や国際線航空券、ANA DUTY FREE SHOPで券面額以上の支払いに使えるなら、売らないほうが得です。使う見込みがなければ、期限に余裕があるうちに売却します。
最新の買取価格はANA旅行券の買取ページで確認できます。これから手に入れるなら入手先は金券ショップですが、在庫は流動的です。
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